高知県に再上陸した台風第18号は各地に猛烈な雨を降らせ、大分県では、津久見市や佐伯市付近で1時間に100ミリ
以上の猛烈な雨が降り続いたとみられる。県内では、大分市の大野川、津久見市の津久見川と徳浦川が氾濫した。
大分県南部の各市が一日も早い復旧・復興で元の美しい故郷の姿を取り戻してほしいとの願いで、訪問ツアーを行いました。
※ 2/9さんふらわあターミナル(大阪)第1ターミナル19:00発
(第1日目)
※ 臼杵市:風連鍾乳洞(国指定天然記念物)、藤井酒造、市内散策(小手川商店・野上弥生子記念館・ますや他)、臼杵:福わ内(昼食・ふぐ料理)
臼杵市では、雨天のため市役所の担当課長が観光バスに同乗して、同市の観光案内や史跡名勝を案内。昼食・懇親会には臼杵市長が 出席
して災害支援に対するお礼の挨拶と参加者の皆さんとの懇談をされました。
津久見市では、出発時から津久見市長が同市のハッピを着用してバスに同乗のうえ、災害の悲惨さと現在までの復旧状態の説明などガイド役をしていただき、
夕食・懇談会では、ツアー参加者と親しく懇談、同市との交流を図りました。
(津久見市)
みかんと野球のまち津久見市は、大分県の南東部、面積79.48㎢、急峻な山に囲まれた平地の少ない、豊後水道に面した海岸のまち、
遠洋マグロ漁業基地で急斜面に住宅が密集する保戸島や海の幸と椿などの自然豊かな無垢島がある。
日本最大規模の石灰石鉱山とセメント工場があり、圧倒的な規模を誇る白い鉱山が町中に迫り国道の上を走るベルトコンベア、巨大なセメント工場
が立地し津久見ならではの景観を有している。
今回の台風で、津久見市では、住宅だけでなく市役所の庁舎も浸水した。川野津久見市長の話では、津久見市では、朝から10時間あまりで
約430ミリという記録的な豪雨となり、河川の氾濫による中心部の大規模浸水や土石流・がけ崩れなどにより、これまでに経験したことのない災害となり、
多くの市民が被害を受けたということでした。また、災害から1か月半が経過しても、飲料水の飲用制限や道路の寸断、大量の汚泥やがれきの撤去、大規模
な土砂崩れによる市内鉄道の不通、学校給食の中断など、市民生活に大きな影響を及ぼしたという。
津久見市では、”頑張ろう!津久見」”を合言葉に市当局や関係者、多くのボランティアの努力により、一部の被害の爪痕を残しながらも街並みも
平穏な生活を取り戻している様子でした。
※ 佐伯市内観光(歴史と文学の道散策コース)、養賢寺拝観、国木田独歩館、汲心亭、佐伯城跡(三の丸櫓門)、麹屋、豊後銘醸、道の駅宇目(自由昼食)、
ととろのバス停、大分市内自由散策
佐伯市では、観光協会のガイドに観光案内をして頂きました。
◇臼杵市、津久見市、佐伯市のご配意に感謝いたします。