〜故郷便り(冬支度)〜

行く秋を 惜しんで迎える 冬将軍!


 
 私の好きな我が家からの風景で、冬は純白の打掛にも思える美しい景色を、春になったら綺麗な桜の花柄の

お振り袖に衣替えした川べりの景色。それが秋になった今、また美しい紅葉柄のお着物に衣替えたよ。

 以下の写真は、家の周りに咲いた花たちで、どの花も”ゆく秋”を惜しむかのように一生懸命に咲いている花です。

高さ5mほどにもなった皇帝ダイアは蕾がすべて花になりきれるものならば100個以上は咲くのでは!。また、

綺麗な黄色のエンジェルストランペットは、こんなにも花がついてくれて、これは最高とひとり喜んでいます。

上の2種は、一夜の霜で死んでしまいます。

  こちらも、「私も花を咲かせたよ」、と言わんばかりに5cmほどの茎に僅か2cmにも満たない花を咲かせ、里芋も

こんなに、植物の生命力に感動を覚えます。

川に差し掛かった木の枝に、こんなにも綺麗な赤い実を見つけ、翌日によく見るとこの何倍もの実を目にしましたが、

こちらは名前を確認中です。「あれでは?」と思う方は教えてくださ〜い。

 ♪ この実 なんの実 気になる実 見たこともない実ですから 見たこともない花が 咲いたでしょう ♪ 

         私は今、甘酒を仕込んできたところです。私達のところでは、12月の最初の日曜日(霜月祭り)という祭りがあり、

山から野に降りて豊作を見守って下さった、山の神様の祠のそばで、大きな火を焚き篠竹を火に炙って中の空気が膨張し

たところを見計らって、傍の石に叩きつけ、爆音をさせ「山の神様 山の神様、よーく聞かっしゃれー」と大声で言い、

その昔は、前日の夜中の12時が回ると我先に火をつけて、甘酒や小豆ご飯を供え午後には神官をお迎えして、夜遅く

まで賑わい神官が酔いつぶれて座元の家に泊まったこともあったと聞く。

 近年では、夜が明けるころ世話番の方が火を入れ、周りを取り囲む子供は、今の小河内の村には、残念ながら一人も

いない状況です。

 

 

 

※竹灯籠約3万本が、日田市豆田地区を幻想的に照らした「千年あかり」(11月11〜13日)

 

  

提供:財津タエ子さん

※日田市小河内町は、日田市から花月、守実、耶馬溪・中津に至る「日田往還道」沿いの地域。