「チャンスは向こうから」〜三花地区・小河内町
こんなことってあるかしら?と思うほどチャンスは向こうからやってきました。ずいぶん前の新聞に美しい「オオムラサキ」の写真が載っていて1957年に日本の昆虫学会が国蝶に定めたとあり、いつか見たいものだと思っていたら、昨年6月に散歩中偶然出会い写真に収めることができました。 また、いつか「キアゲハ」の写真を撮れたらと思っていたところ、娘の引越し手伝に出かけ、いろんな蝶が飛来していて、カメラを持参していないこと を悔やみましたが、4回目に1頭の美しい「キアゲハ」をカメラに収めることができました。 ところで、皆さんは「ハンミョウ」という昆虫をご存知でしょうか。別名「ミチオシエ」ともいわれるそうですが、道端で時々出会うのですが、 ミチオシエ(道教え)のとおり傍まで行くとピョンと3〜4mほど飛んでの繰り返しです。カメラでは撮ることが難しい昆虫ですが、これも偶然に畑で、 ピーマンの葉にじっと留まっているハンミョウを撮ることができました。このハンミョウは日本で一番美しい甲虫と新聞で紹介されていました。蝶も この昆虫もチャンスは、向こうからやってきたと思っています。カメラを手にしていると草藪の中に生い茂ったミズヒキや苔むした石垣に自生したコス モス、道端や石にふっくらと生えた苔、群生した力芝についた朝露、またコスモスも咲き乱れた三花地区がまさに黄金の絨毯、どれもこれも美しく心癒 されるものばかりです。もうじき稲穂も刈り取られ、周りの山々が色づき始め秋も深まっていくことでしょう。小河内は朝の気温が10度を切り10月 9日は午前6時半で8度でした。
小河内町・財津タエ子さん
※日田市小河内町は、日田市から花月、耶馬溪・中津に至る「日田往還道」沿いの地域。
いて、メスの大きさは世界最大級のタテハチョウの仲間に入ります。
日本の国蝶はどの様に決まったのでしょうか。国蝶を決めようと言う話が持ち上がったのは、1933年に
行われた蝶類同好会でした。その後色々と議論があり、次の点を満たす蝶が国蝶に選ばれるべきと提案され
ました。
○日本全体的に分布していて、簡単に見られる種類であること。(この時は朝鮮半島や台湾も日本でした。)
○誰でも知っているような種類であること。
○大形で模様が鮮明、飛び方など日本的な種類であること。
候補として上がった種類としては、オオムラサキの他にアゲハチョウ、アサギマダラ、ギフチョウ、
アカボシウスバシロチョウ(朝鮮半島に生息)がありました。しかしながら、国蝶を決めるまでには議論も
多く、話はなかなか進みませんでした。
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